モンゴルの建築業の今、分業が進み効率化。ゲル地区の開発が進行中。

モンゴルの建築業界の発展はめざましく、旧ソ連の技術を取り込んでから、自由主義に以降後、地下資源の開発とともに経済発展が加速し、新しいビルや施設が次々に建てられています。その技術の進歩を実際に建築業界で働いている友人からの生の情報をお伝えします。

20年前のモンゴル建築

モンゴルの建築業界は1924年の革命以降、旧ソ連の技術を取り入れて工場やマンション、行政施設の建物などを整備してきました。ウランバートルの中心街にある5〜6階建てのマンションの多くはこの頃に建てらたそうです。

20年くらい前までは1つの業者で複数の業種を施工しており、例えば1人の職人が大工も鉄筋工も兼ねて作業を行っていました。

モンゴル建築業界

良く言えば、一人で何でもこなせる多能工が多くいるため、臨機応変に現場の状況に対応できます。反面、1つの業者で進めようとするので人数の限界があり、規模が大きいプロジェクトほど作業効率は落ちてしまいます。

モンゴルでも進む分業化

ときは進んで2021年10月現在、モンゴルの経済力は高まり高層マンションやビルが建つようになったモンゴルの建築業界でも分業化がだいぶ進んできました。

水道設備、電気設備、躯体、外装、内装はもちろん、その中でも業者が分かれるようになりました。やはり技術の進歩とともに必要になる機械や道具、設備も専門性が必要となり、一社ですべてを揃えることは非効率的になってきました。今では日本と同様、工程管理を行い業者間のスケジュール調整をしたり、より専門性の高い高スキルな業者を選んだり、といったことが行われています。

ゲル地区開発 モンゴル

発展が見込まれるモンゴル

ゲル地区とよばれるウランバートルの外縁区域では、次々に新しいマンションが建てられています。国としても、ゲル地区で暖房に燃やされる石炭による空気汚染が問題となり、対策が協議されていた地域でしたが、2021年10月現在、マンション建設が進んでいます。

デベロッパー業者がゲル地区の土地を購入し、新築マンションを建設中です。1年前に、ここが本当に開発されるの?と疑問視されていたような地区でも1棟が建ったかと思ったら、次から次へと建設現場が増えている状況になっています。

モンゴルのマンション市場はプロジェクト初期に購入した場合、完成までの間にも値上がりするという特徴があります。そして中古で売る場合にも日本とは違って値下がりしにくいのです。このあたりを考えると、モンゴルの建築、不動産業界は伸びしろがたっぷりあるのではないでしょうか。