モンゴル人留学生がラグビーの聖地、花園の地に!? リーチ・マイケルが見つけたモンゴル人
日本とモンゴルの関係に、新たな側面が生まれました。
ラグビー日本代表で、キャプテンも努めた
リーチ・マイケル氏が見出した、
モンゴル人留学生、「ダバジャブ・ノロブサマブー」くん。
ラグビーを知る人も少ないモンゴルで、
なぜ、リーチ・マイケル氏はラグビーの普及を目指すのか。
そして、モンゴルにラグビーは普及し、アジアは発展するのか。
意外と知らない、日本とモンゴルの関係をご紹介します。
モンゴル人留学生初のラグビー全国大会出場者、ノロブサマブーくん
札幌山の手高校(南北海道)2年生、ポジションはロック。
2021〜2022年全国高校ラグビー選手権の1回戦、黒澤沢尻高校(岩手)との戦いで、後半27分から出場。
トライまで50センチに迫るプレーを見せました。
ノロブサマブーくんは、2018年、
リーチ・マイケル氏が主催したセレクションに参加しました。
20人が集まった中で、「ダントツで興味があったのがノロブ君」と
リーチ・マイケル氏が語るほどの意欲を見せ、セレクションに選ばれました。
リーチ氏の目には、ラグビーのルールも知らない彼が、伸びしろの塊に映ったそうです。
2020年春、リーチ氏の母校である札幌山の手高校に留学し、ぐんぐん成長していきました。
ノロブ君は、頻繁にリーチ氏とメールでやりとりし、
プレー動画を送ったり、相談したりしていたそうです。
ラグビー歴はたった2年にも満たない期間でしたが、
見事、花園の地に立ったのです。
リーチ・マイケルはなぜ、モンゴル人を呼んだのか
リーチ・マイケル氏といえば、押しも押されぬ
ラグビー日本代表の素晴らしいプレイヤーですよね。
今もなお、現役で活躍している彼が、
なぜラグビー未開の地であるモンゴルで
留学生を選んでいたのでしょうか?
リーチ氏は、アジア各国と日本の実力差があまりにも大きいと感じ、
「アジアを強くしなければならない。それがNo.1にいる日本の責任だ。」
と思うようになったそうです。
その中で、まず目に止まったのがモンゴルだったとか。
リーチ氏が来日した当時、大相撲ではモンゴル出身力士が大活躍していました。
朝青龍や白鵬のすがたを見ながら、
あの屈強な下半身とハングリー精神が、
ラグビーに向けられたらどうなるか、
とても興味を惹かれたそうです。
そして、2018年、日本代表の合宿で忙しい中、
3日間のオフを利用してモンゴルへ。
そこで行ったセレクションで出会ったのが、
ノロブサマブー君でした。
「いつかモンゴル代表の監督に…」夢広がるアジア
ノロブ君のケースをモデルとして、更にモンゴル人を呼びたいと
リーチ氏は考えているそうです。
更にはインドや韓国など、アジアの強化に向けて様々なアイディアを構想中とのこと。
「いつかモンゴル代表の監督をやってみたい。」とも語っており、
リーチ氏は本気でアジアを強くしたいと夢を語っています。
まとめ
個人的に、モンゴル人にラグビーは似合ってると思っていたところ、
この話をきいて、興奮してしまいました。
ついに、モンゴルにラグビーがキタ――(゚∀゚)――!!(ネタ、古いですね)
モンゴルにラグビーのきっかけを作ってくれた、
リーチ氏には感謝です。
モンゴル代表の試合がいつか見られることを期待しています。
この記事は、THE ASWERの「モンゴル人力士の活躍で興味 リーチ マイケルが発掘、ラグビー留学生「ノロブ君」とは」
という記事を参考に執筆しています。