モンゴル人だけにある遺伝子

過酷な環境で生き抜いたモンゴル人

モンゴル人が先祖代々生活していたアジアの内陸部は、寒冷・乾燥で気温変化が激しく、農業を発展させるには厳しすぎる環境でした。冬場は零下30〜40度までさがり、夏場でも昼は25度くらいとはいえ、夜になれば10度代にまで下がったりします。遊牧はそんな環境で生活するための知恵でしたが、栄養源は肉・乳製品に大きく偏らざるをえず、家畜の病気や寒波による餌不足など、その生活は一筋縄ではいかなかったはずです。 しかし、モンゴル人はチンギス・ハーンの時代にアジアは愚か、ヨーロッパにまで至る広大な「元」という大帝国を築き上げました。過酷な環境を物ともせず、一大帝国を築いたモンゴル人。この遊牧騎馬民族になにか特別なことがあるのか、調べてみました。

モンゴル人特有の塩基配列

東京大学大学院・新領域創成科学研究科では、モンゴル人の個別のゲノム領域に独特な特徴があるのではないかと仮定し、調査研究を行ったそうです。 詳細な研究結果はこちら その結果、やはりモンゴル人特有の塩基配列が存在していたというのです。現時点ではその内容がどのような意味を持つのかは分かっていないようですが、1500年以上前からこの遺伝を受け継いでいるとのことなので、そこに秘密がありそうです。今後の研究成果に期待したいですね。