モンゴル人とルームシェア

モンゴル人とルームシェア shomonza

モンゴル人とルームシェア shomonza

突然ですが、日本に留学しているモンゴル人はどのくらいいるか、ご存知ですか?

独立行政法人 日本学生支援機構によるとモンゴル人留学生(高等教育機関、及び日本語学校に在籍)の数は平成30年5月で、3124人いるそうです。(平成30年度外国人留学生在籍状況調査結果より)

実際はもっといるのではないかと推測していますが、年々その数は増えているようですね。そして、日本に来てやることは多々あると思いますが、まず解決すべき事柄の一つが住むところ、住居です。大学生であれば学生寮に住む人もいると思いますが、日本語学校ではどうでしょうか?学生寮を備えていない学校のほうが多いでしょう。そうなると、部屋を借りて住むことになります。



目次

ルームシェアをする学生たち

部屋を賃貸するにあたり、多くの学生たちはワンルームの部屋、もしくは2Kなどの部屋に2人、3人で住んでいます。友人・知人同士でルームシェアをするのが通常と言えるでしょう。多いパターンはワンルームマンションに2人、珍しいパターンでは一戸建てを5,6人でシェアするといったものもあります。最近ではシェアハウスが増えてきていて、余裕のある学生などはこちらを選択するというパターンも聞こえてきています。

なぜ、ルームシェアするのか?

なぜ、ルームシェアを選択するのか。

答えは簡単ですね。家賃を折半できるからです。留学生が多く集中している関東、特に東京のワンルームの家賃は、よっぽど安ければ3万円、平均すれば4万〜5万円ぐらいではないでしょうか。昼間授業に出て、夕方からアルバイトしたとして、留学生であれば週28時間という規制があるので、一ヶ月4週と仮定して、4週 x 28時間 = 112時間、最低賃金が1013円(2019年12月現在)として、 112時間 x 1013円 = 113,456円。家賃を4万円とすると残りは73,456円。ここから毎日の食事代や光熱水道費、交通費、学費、といったものを考えると非常に厳しい経済状況であるのはお分かりいただけると思います。

ルームシェアできれば家賃、高熱水道費、インターネット代などを折半できるので、自己負担は大分軽くなるのが想像できます。

また、今でこそ少なくなりましたが、昔は外国人に貸してくれないオーナーがたくさんいました。そういった意味でもルームシェアをしていた学生も一定数はいたのを聞いています。

ルームシェアのメリット

ルームシェアのメリットは

  • 家賃が半額、人数によっては1/3、1/4になる
  • 光熱水道費も半額、1/3、1/4になる
  • 一人ぼっちの孤独感を感じないで済む
  • 料理ができる環境であれば、食費も浮かせられる

家賃や光熱水道費の軽減がなんと言ってもルームシェアの最大メリットでしょう。むしろそのためにルームシェアしてる訳ですから。

ルームシェアのデメリット

では逆にデメリットは何でしょうか?

  • プライベートな時間(一人でゆっくりする時間)がとれない
  • 部屋を広く使えない
  • 寝る時間が互いにずれると明かりに困る
  • 気が合わない、またはケンカした場合、部屋に居づらくなる
  • 体臭、いびきなどに悩む可能性がある

4番目のケンカなどはルームシェアにおいては最悪のパターンでしょう。私の知り合いにこのパターンがあって、元々は仲良かったのに住んでるうちにケンカが増えて、お互い口も聞かないといった状態に一時なっていました。(その後、ルームシェアをやめて仲直りしたそうです)



まとめ

モンゴル人留学生たちはデメリットを多少抱えながらもルームシェアして頑張っています。日本は物価も高いので、少しでも負担を軽くするためにシェアしているので、当ブログをご覧の皆様、モンゴル人に限らず留学生(場合によっては社会人も)を応援してあげてくださいね。